要は「みんなで楽しく、快適に暮らそう」っちゅーことです。

リビングの間取計画に求めるもの

家族のだんらんの場であり、家の中で最も長く過ごす場所が、リビング・ダイニングになります。
ですので家の中心的な場所としていかにリラックスでき、かつ子供は勉強や大人は読書やちょっとしたPC作業をこなせるような空間にできるかで、リビングの価値がずいぶんと変わってきます。

それではこれらに必要なものはどんなものがあるか、

椅子(ソファー)とテーブル

くつろぎ空間を作る為の必須アイテム
まずは椅子またはソファーとテーブルですね。ゴロンと寝っころがれるかゆったり座れる椅子が必要不可欠です。ですのでリビングを決める際はどのような家具(特に座るもの)を置くかは前もって決める必要があります。
充分に家族みんなが座るか寝っころがるポジションを確保する必要があります。そして寝る、座るでは部屋の設定高さも変わってきます。大きなちゃぶ台を置くのか小さなソファーテーブルにするのかでも変わってきますし、友人が遊びに来たときには食卓を囲む場所にもなります。どんなライフスタイルかもう一度じっくり考える必要があります。自分本位な空間でもありパブリックな空間にもなりうる場所です。

必ず必要なリビング収納

意外にないのがリビング収納、特に各個人が自由に使えるスペースがありません。家族みんながリビングにいる時間を重視するなら、それぞれのプライベートな持ち物を入れる場所を確保する必要が出て来ます。そしてみんなが使うパブリックな収納スペースも必要です。人が集まる場所には自然と物が集まってきます。

リビングはお客さんが入る場所でもあるので、あまりに生活感満載というのも困りものです。物をどれだけ少なくするかも大切な考え方です。

子供用にはこんな収納がいいですね


リビングの見せる収納

作業スペース

出しっぱなしにできるスペースが好ましいですね。
家族分の作業スペースがあれば理想ですが、そういうわけには行かないでしょうから最低1人分(主婦のため)としておきましょう。なにかと忙しい主婦には必要なスペースになります。小さいテーブルと書類、文房具等の収納スペースは必要です。場所的にはダイニング側になる可能性もあります。LDKと考えれば同じですけど。

 

明かりの計画

照明
最近ではシーリングライトではなくダウンライトだけで全体を明るくするのが主流になって来ている様です。
目安は1.5畳に1個の割合だそうです。
調光もでき、色も変えることができるタイプが状況に合わせ調節できるのでお勧めです。
等間隔で配置させるのもいいですが、ある程度集中させる配置の仕方もある様です。
子供のいる家庭や仕事などの作業には明るい照明計画がひつよですし、くつろぎたいかたは、間接照明の様な少し暗めの照明がいいでしょう。スイッチで付ける場所を選択することで、どちらでも対応可能にできるのが理想ですね。


窓は向きにもよりますが、夏は日差しを遮る工夫が必要で、冬は太陽熱を取り入れる工夫が必要です。
南向きなら屋根の長さで調整です。90cmほど軒が出ていれば夏は日差しが入りにくく冬は日差しが入って来ます。
東・西向きなら夏場の日差しを遮らなければなりません。窓サッシに3重の樹脂サッシを使う。それだけでもかなり防げますが、それプラスすだれ、ブラインドシャッター、緑のカーテン、シェード類で完全防備です。ポイントは窓の外側で遮熱です。
冬は積極的に太陽光を取り入れましょう。これだけでも暖房効率は変わります。窓も遮熱仕様ではなく、断熱使用の物なら太陽の熱を取り入れることができます。

空調計画

家全体の話になりますが、体感的に快適でなければリラックス空間とはいえません。
吹き抜けで部屋全体が寒いとか、天井からの熱で夏は暑いというのでは意味がありませんので、家中がほぼ同じ温度帯になる様に気密・断熱計画が必要です。湿度管理ができるのが理想ですが、まだまだそこまで出来る機器があまりまりませんが、ダイキンのデシカならそれが可能です。湿度を50%ぐらいでコントロールできると室温もそれほど上げたり下げたりする必要がなくなり、エアコンで微調整ですむようです。夏なら28℃~30℃ 冬なら20℃~22℃の間で快適なはずです。

それぞれ個別にもっとじっくり考える必要がありので、その都度記事にさせて頂きます。
建築計画ではいかに自分達の生活をシュミレーションできるかにかかってきます。そして将来変化するであろうライフスタイルにも対応できる柔軟性も必要になります。ほんと建築計画って難しいですよね。正解がありませんから。

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