電力買取期間後、最初の契約が切れるのが2019年。いわゆる2019年問題ですが、その後の太陽光発電を有効に利用する為に蓄電池が不可欠になって来ています。
そこで、現在の蓄電池はどの様になっており、今後どの様に進んで行くのか現在の情報を調べました。
太陽光発電を既に取り付けた方、これから付けようか悩んでいる人にとって蓄電池や電力市場がどうなっていくか注視する必要があります。
現在の蓄電池
どのメーカーもまだまだ2百万ぐらいと高額な充電池ばかりの中
LOOOPでんちは容量が少ないですが、国内で唯一百万円を切る蓄電池を発表しています。
蓄電容量は4.0kWh 898,000円
国内メーカーも今後の動向を注視していきたいと思います。
FIT後の電力市場
海外では再生可能エネルギーの市場ができつつあり、政府主導での買取義務ではなく市場で流通する環境が整いつつある。
個人個人では取引ができない為電気事業者が間に入り電気需要大きさで価格が変動する 最適な価格で売却したり買取を行うのに家庭で発電された電気を活用し出しています。(アメリカやオーストラリア)
日本ではまだここまでの市場が出来ていませんが、電力自由化が始まり電気事業者が増えてきていますので、今後このようなサービスは期待できると思います。日本でも太陽光発電の設置はまだまだ増えている状況なので、都市部では充分サービスとして機能するかもしれません。
蓄電池のハード面だけではなく、このような電力を市場で売買する仕組みを提供してくれるサービスが今後重要になってくるでしょう。
LOOOP社のサービスLOOOPでんちが日本では最先端のサービスになります。
FIT後の買取はまだ決まってない様ですが、今後徐々に増えてくるであろう買取契約満了の世帯の取込みも兼ねて利益が取れる価格での買取はあり得る話でしょう。
各家庭では昼間発電する分を基本は自己消費にまわし、余った分を充電、それ以上の発電分を売電もしくは深夜電力よりも高く売れる分は売電し、安く買える時間帯で充電等、最適なシュミレーションを組むこともできるシステムも出来るのではないでしょうか。
こういう使い方が出来る様になれば、屋根には最大限載せれるだけ搭載するということも考えられますが、現状まだそのようなサービスはありませんので、2019年以降どのようなサービスが出てくるかを見定める必要があります。
消費者としては、電力(家庭内で利用するエネルギー)をどう確保するかの選択をする必要が出て来ます。
従来の電力会社から購入を続ける。→もっとも設備コストがかからない方法だが、買取値段は電力会社のいいなりになる。
太陽光発電設備を導入する→一部もしくは全部を自己発電でまかなえるが初期費用がかなりかかる。もちろんメンテナンス費用も必要です。トータルコストでは現在のところでは10から15年で太陽光発電設備は償却できる感じですが、蓄電池までプラスされると、またさらに期間が延びるでしょう。オール電化で必須のエコキュートの償却費間も必要になります。
まとめ
総じてみると、個人がここまでリスクを負いながら設備を導入しなければいけない世の中の仕組みの方がなぜかナンセンスに感じる。電力会社のような公共性の高い企業が長期的に安心安全なエネルギーの供給をしてくれれば、なんら個人がこのようなリスクを背負う必要が無いのですがね。
原子力発電のような危険で将来的に問題視か起こさない様な発電所建設を推進していくことを食い止めることができない仕組であるというのがそもそもの間違いですね。東日本大震災が起こり原発が大参事を起こしている時は、原発縮小ムードが高かったが徐々に原発の稼働が増えつつあります。原子力発電を無くしていくには、個人個人ががんばって発電していくしかないんでしょうかね。それには太陽光発電+蓄電池が標準仕様になるぐらい設置費用が下がる必要があります。