要は「みんなで楽しく、快適に暮らそう」っちゅーことです。

トイレの間取 音対策がかかせません

注目度は低いが何かと問題になるトイレ

特に音、匂い、視線全てにおいて気になるのがトイレです。
しかも来客があれば、お客さんも使用することになるので、お客さんに嫌な思いだけはしてほしくないという大変デリケートな間取です。
その中でも一番の問題は音です。使用中の音、トイレットペーパーをくるくるまく音、水を流した時の音が考えられます。
使用中の音、トイレットペーパーをまく音は完全に聞こえなくしたいですね。この対策は壁から漏れる音と、ドアから漏れる音の対策が必要です。
壁・床・天井への対策にはやはり下地に防音・遮音をするものを前もって入れておくことが必要な様です。

そこで、遮音と防音ってどう違うのかっていうことで調べてみました。
防音(吸音)、遮音、ついでに防振の違い

防音は音を跳ね返さないで音をできるだけ抜けさせること
遮音は音を多く反射させてできるだけ外に抜けさせないこと
防振は足音などの振動を伝えさせなくすることです。

これらを理解した上で、トイレの壁に必要なのは、まず防音下地で音を吸収しその下に遮音シートを張り音を抜けさせなくすることです。もしくは壁の中にも防音用のグラスウールや吸音ウールを入れる場合はトイレ側の壁から防音下地→吸音ウール→遮音シートという感じで施工すれば壁からの音漏れは軽減されます。
床・天井も同じ考えです。まず防音材がきてそのあと遮音材です。
次に重要なのが扉です。もちろんこれは防音効果のある音配慮型のドアを選ぶ必要があります。音が漏れやすいのは開き戸より引き戸です。

参考URL
音対策ドア

防音リフォーム

防音・遮音材

配置の問題

できるだけ人が過ごすダイニングやリビングからは離れる方がベストです。
視覚的な問題と臭いの問題もあるのでできれば直接ドアがあるよりはワンクッション欲しいところです。

2階建ての家ならできれば居室に近いところにもトイレが欲しい所です。将来的な事を考え、年を取ればトイレが近くなりすぐ近くにある方が便利です。もし2階に居室があり、トイレの度びに1階まで降りなければならないのはとても億劫になります。長い目で計画をたてた方がいい様です。後からトイレを追加するのはとても大変なので、もしどうしても予算がないのなら一旦押入れスペースにでもしておき配管だけでも通しておくと将来のリフォームが簡単に済みます。

臭いの問題

換気システムが充分に機能していれば、臭いが回ることはないので問題ないでしょうが、この換気システムを止めてしまう家があります。その場合換気されませんので、いつまでも臭いが残り家の中の空気の流れにのって臭いが充満してしまいます。換気システムの運用をきっちり行うことで避けれることなので、どの様な換気システムをいれるかを充分に理解したほうがいいでしょう。

トイレは施工後の対策は大変なので、計画段階できっちりと問題点を認識し対策を考えなければいけない場所です。

音の対策は万全に!

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