要は「みんなで楽しく、快適に暮らそう」っちゅーことです。

階段は家のおへそ

あまり重要視はされないけれど2階建てには必須の階段、階段の有効利用と設置場所について考えてみます。

大きく分けて2つのパターンが考えられます

玄関近くに設置し間取のロスを少なくするパターン
この場合は家の端っこに階段が作られるパターンが多いと思います。廊下やホールのような居室でない場所に設置されていて、狭い日本の住宅事情ではどちらかというとよくあるパターン。家の有効面積をいかに無駄なく取るかを考え、階段下は収納スペースかトイレを設置という感じになります。
メリットは居室は区別されているので、来客時でもリビングを通らず上下の行き来ができるので来客の多い家ではこちらの方が気兼ねなく生活できます。ただし、子供の出入りが見えないので、いつ家にもどり、出て行ったのかがわかりにくくなることが懸念されます。

空間を区切るために階段を家の中央に設置するパターン
開放的な家の間取りに適している配置になります。リビングに階段が設置されているイメージです。
最近では、踊り場を広く設けてワークスペースやちょっとしたくつろぎスペースにしているパターンが見られます。
階段もリビングの一部のような扱いになり、開放的で広さを感じさせる間取になります。間取によっては上階の部屋ともつながったような作りにすることも可能です。
階段下はワークスペースしたり、階段そのものをオブジェの様に見せる階段にするようなイメージです。
考え方は家族中心な考え方の家づくりです。

メリットは開放的(気密・断熱が出来ていないと光熱費がかさむ)
デメリットは料理のにおいが2階まであがる、来客の際見える場所が増えるので、いつもきれいに保っておかないと人を呼べない。場合によってはお風呂に入れないなんてことも。
どんなお客さんがよく来るのかで間取の考え方は変わってきます。
玄関先にちょっとした来客をもてなすスペースができれば、リビング階段は問題無いんでしょうけどね。
光熱費が嵩むというのは、家の断熱性能が低いために起こることなので、気密・断熱性を見直す方がいいと思います。
どちらかと言えば空気循環もさせやすくなるので、パッシブ換気を取り入れやすくなると思います。ただそうなると個々のプライバシーをどうするかという問題はやはり残ります。子供が小さいうちはなんら問題ありませんが、中学生になるあたりから個室空間はある程度必要にはなってきます。そして子供たちが友人を連れてきた時に必ずリビングを通るということが、将来的にどのような形になるのかは未知数です。

どちらの間取を選ぶかは、その家族の考え方や習慣でずいぶん変わってきますので、何が正解かはありません。年に数回の来客に頭を悩ませたり、予算をかけ過ぎるのも本末転倒な気がします。いかに家族が住みやすくできるかに焦点を当てメリット・デメリットをわかった上で採用してください。

PINTARESTで集めたお気に入りの階段の作り方の紹介

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ダイニングに直結していて階段下は作業スペース、柱が無いので階段があっても狭さを感じさせない雰囲気がお気に入りです。キッチンダイニングも良い感じです。

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折り返し階段のスタイルで階段下が本棚+読書スペースになっています。読書するならこんなところにこもって読んでみたいもんです。かなり理想的なスペースですが、それなりにスペースを取りそうです。

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階段横の壁が本棚になり、階段が読書スペースにもなっているという、おもしろい発想です。
階段に本棚もいつも本が目についていい考え方だなと思います。

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