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電力買取制度と今後の見通しのまとめ

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太陽光発電の導入を考える時に考えるべきは、余剰電力をいくらで買取ってくれるのかという事です。
現在の買取価格(2016年)は
10kw未満の住宅用は33円(出力制御対応機器の設置義務がない)
買取期間10年、余剰電力買取のみ
10kw以上の産業用は24円(+消費税)となっております。
産業用は買取期間が20年で全量買取、余剰電力の買取の選択が可能
※接続方法が異なるので、初期の設置費用や電気の契約が異なってきます。
買取価格は来年以降も下がる予定で2019年までに10kw未満で24円程度、10kw以上で17~18円程度になるとの予想があります。
そして2019年問題と言われるように固定買取制度が最初に利用した人達の契約期間終了がはじまります。
この時に買取価格がどうなるのか、買取契約を継続してくれるのか、買取制度自体がなくなるのか現在のところどうなるかわかりません。電気事業者がどのようなオファーを出してくるか次第です。
顧客の囲い込みの為の買電の動きもあるだろうから、まったく買わないとか10円を切ってくるような条件は需給バランスが偏らない限りは無いと思うのですが...
こればっかりは時期が来ないとわかりません。あくまで予想です。

今後の対策としてできることは、
1.発電した電気を使い切る
2.充電設備を新たに設置し発電した全てを使い切る
3.安い金額で売る(10円前後)
のどれかの対応になると思われます。

電気を作るのにかかる費用を見てみよう
2014年の記録(資源エネルギー庁)より、
原子力発電10.1円
一般水力発電11円
石炭火力12.3円
液化天然ガス13.7円
石油火力30.6円
太陽光(住宅)27.3円(政策コストは省く)
太陽光(産業用)20.9円
となっています。
70%強を石炭と天然ガスで占めているので、
12円~14円ぐらいの価格帯であれば採算が合うでしょう。
ですのでこのあたりの価格でなら買取はあると思います。
後はここにどれだけ上乗せして顧客を囲い込もうとするかの競争があれば多少は上がると思われます。

この価格で売るかあくまで、自家消費にこだわるなら、蓄電池の設置の方向になります。
蓄電池も需要が増せば価格も下がってくると思われます。
海外メーカーですが、テスラから低価格な蓄電池も出始めていますので、国内メーカーも低価格な商品が出てくると思われます。

これからの太陽光は蓄電システム込みで考える必要が出て来ます。蓄電できれば発電したものを効率よく全て使用でき、停電とも関係なくなります。

結論
まだ太陽光を採用するかしないかの結論は現段階では出せないが、
我が家の条件では平屋の計画の為、現在東西(屋根の向きが東西になる)に高い建物がなく問題ないが今後とも続く保証はない。という未知数な条件もありやや太陽光には不利な条件の為、あまり無理につけるのも...という状況です。
じっくり考えて行きたいと思います。

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