家の計画とともにエクステリアのプランをする方がいいと記事で書きましたが、
では何から考えればいいのか?
まずは、エクステリアの方向性を決める為に
オープンかクローズかを決める必要があります。
敷地の広さに対して外構の為のスペースがどのくらいあるのか、予算は、近隣の街並みはどんなのか、オープンな方がいいのか、門塀がないと落ち着かないのかを考える必要があります。
オープンクローズを大まかに考えるとこんな風になります。
予算が抑えら狭い敷地に適したオープン外構
門塀やガレージの入り口に扉を取り付けないので、その分予算はおさえられます。
比較的新興住宅地や建売住宅がたくさん立ち並んでいるところはオープン外構が多いです。
道路から玄関までの距離が短いと必然的にオープン外構になるでしょう。
狭い敷地でも開放的にすることで、狭苦しさを感じさせない雰囲気に仕上がります。
人・自転車・車が敷地に入り安く使い勝手はいいでしょうが、その分盗難に注意しなければいけません。
特に自転車なんかは取られやすいのでチェーン等で施錠する必要があります。
防犯ラインが家になりますので、1階の掃出し窓は電動シャッターを取り付けた方が安心です。
外構にお金を掛けない分家の防犯対策はしっかりした方がいいのはいうまでもありません。
重厚でセキュリティ重視なクローズ外構
敷地がそれなりにある家はやはりクローズにする方がいいでしょう。
がっちり囲んでセキュリティをしっかりするパターンもいいですし、中の様子が外から見えるぐらいの低めのクローズもありだと思います。この辺は予算との相談になってきますね。
敷地の形状や配置の都合によっては、セミクローズド外構良いと思いまうす。ガレージ部分はオープンにして門塀は付けるか、家を前にだして裏手に庭を作っている場合は建物前面のラインで防犯ラインを作る工夫をしてもいいと思います。
いずれにしろ敷地や街並みに合ったものを選択するが町に溶け込んでいいと思います。
忘れがちな高低差
計画時に気を付けておくべきなのは、道路と敷地の高低差が案外見落としがちになっていることです。
道路と敷地の高低差があると思っているより家に上がる階段が必要になります。高低差が無くても2段は必要です。
ガレージで高低差があればその分たくさん掘らなければいけませんし、掘ると土留めが必要になってきます。
隣地に接しているところでは、境界のブロックが問題になる場合があり思っているよりもガレージスペースが取れなくなることもあり得ます。平面の図面ばかり見ていると案外見落としてしまうのがちょっとした高低差です。
やっぱり植栽はあった方がいい
どちらのプランでも緑があるのとないのとではガラッと趣が変わります。お手入れが大変で嫌だという人が多いかと思いますが、四季の変化を感じることができる唯一のアイテムになるので、少なくとも1本くらいは庭木を取り入れて欲しいと思います。今時の樹木は素人でも手入れは出来ますので自分ができる範囲の木を入れるのがいいと思います。ちょっとした趣味にもなると思いますので、植栽はお勧めです。