住宅での地中熱利用をする仕組みは大まかに2種類
1つ目は地中から直接熱を取り出す方法のヒートポンプやクールチューブ方式です。
これは地中に配管し熱を取り出す方法です。
現状熱の効率はいいですが、掘削作業や配管作業が必要な為イニシャルコストがかかり過ぎ費用対効果が出ません。今後の技術革新を待つしかないようです。
2つ目は伝導型地熱利用方法です。
基礎下の熱を床下からジワリと取り出す方法です。コンクリートには蓄熱性があるので、冬になる前にいかに冷やさないかがポイントになる様です。この工法は基礎外断熱と天井にたまった熱を利用し床下を冷やさないように空気を循環させる仕組みが必要になる様です。
他メーカーでは床下に空間を設けず床下をコンクリートにする工法もあるようです。
あくまでじんわりとした熱の利用なので、冷暖房の設備は併用する必要があります。
伝導型地熱利用は24時間機械換気とセットで天井にたまった暖かい空気を床下に戻し、基礎の冷えを抑え地面の熱をじんわりと利用するのですが、ダクト配管がやはり気になってしまいます。
そして機械を利用するので、ランニングとメンテナンスはどのぐらい必要だろうか?
天井の暖かい空気を床下に戻すなら、ソーラーウォーマーのような壁付けタイプの太陽熱集熱機を設置し床下へ流し込めばどうだろうか?
そもそも床下暖房器を設置すれば問題ないかもしれない。
そして基礎の外断熱とは別に基礎立ち上がりの内側に木繊維断熱材を付ければ蓄熱と調湿機能が加わり、基礎の冷えを抑えることができるのではないでしょうか?
根本的に考え方がちがうのかな?
業者に聞く機会があれば、その時にまたまとめてみます。