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屋根修理がタダでできるって本当?

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やるやらないは別として、火災保険の裏ワザ的な保険金を請求する方法です。
保険会社への申請は被保険者すなわち住んでいる本人ができるので、ダメ元でトライするのも悪くありません。
解体が決まっていても特に問題ありません。
保険金は屋根修理に必ず使わなければいけないことはなく、極端に言えばそのお金で旅行に使っても問題はありません。
申請はいたってシンプルで、
必要なものは保険金請求書と事故状況説明書 これは保険会社から指定用紙をもらう。
現状回復の見積書と被害物の写真 これは業者に作成してもらいます。

具体的にはどんな屋根の被害で保険が適用されるのか。
雨漏り、棟板金・釘の浮き、スレートの浮き、風での雨樋破損、漆喰崩れ、アンテナ被害、雪での被害、ヒョウでの被害等です。

風災とは具体的にはどういう状況があてはまるのか
強い風で屋根などが壊れた場合に適用されます。ではその強い風とはどんな風か。
最大瞬間風速20m/秒以上の風です。定義は「最大瞬間風速は0.25秒毎に更新される3秒平均の最大値とする」
3秒間の平均値なので、思っている以上に起こりうる風災です。
天気予報や気象情報などで「風速○メートル」という場合、10分間の平均風速を指します。
一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になります。ですので天気予報で風速10~15mの強い風と言われるようなときには最大瞬間風速20m/秒以上の風になっている場合があります。
台風の直撃や強風警報があればほぼ間違いないでしょう。そのような時は屋根のチェックは怠らない様にしましょう。

保険適用できないケース
5年以内に屋根修理をした(塗装も含みます)。
修理が必要になった日から3年過ぎた。
修理費用が20万円以下。
保険契約者、被保険者等の故意もしくは重大な過失または法令違反
経年劣化
(サビ、ヒビ割れ、塗膜剥離、コケやカビ
ネズミや虫食いで起因する損害等です。)

屋根を見てもらうのは信頼できる工務店か屋根業者に依頼し、見積と被災写真を依頼するのがベストです。
見積業者と施工業者は変わっても問題ありませんが、

まあ、こういうことを多用し出すと、保険会社も対策をたててくるでしょうね。
保険料を上げるか、補償内容を変更するか。悪質ならば保険の引き受けを拒否されるか、解約をされるケースもある様です。大多数の人はあまりしないでしょうが、業者サイドが仕事を取ろうとするために屋根修理実質0円なんて広告で消費者をあおってきます。この様な業者は保険会社に高い見積を出さし、安い業者に発注しその差額でも利益を上げようとします。安い業者の仕事は内容が粗っぽくなるかもしれませんが、施主はわざわざ屋根に上ってまで工事を確認したりしません。それをいいことにやりたい放題なんてこともあり得ます。屋根は建物でも建物を守る為に大切な部分になります。
業者選びは慎重に!です。

無節操に保険金を請求するのではなく、屋根に雨漏りのような何らかのトラブルが発生した場合や、台風・強風であきらかに屋根や周辺部材が破損した場合に保険を活用しながら全般的な屋根のメンテナンスの足しにするのが保険のいい利用と屋根の定期的なメンテナンスになるのではないでしょうか。

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